【実践編⑤】(プログラミング)Excelの事務作業を自動化!!マクロ・VBAをAIで作っちゃおう!!

実践編

AIでExcelのマクロ・VBAを作って
事務作業を自動化しよう

💻😥
  • 「毎日の出欠簿の集計、もっと楽にならないかな…」
  • 「複雑なシフト表作り、いつも時間がかかって大変…」
  • 「園児の成長記録、もっと簡単に記録できないかな?」

毎日お忙しい保育士さんのそんなお悩みを、AIが解決します!
IT初心者でも、AIと「お話」するだけで
Excel作業を自動化するマクロ・VBAが作れます。

そもそも「マクロ・VBA」って何?
今回のキーパーソンである、「VBA」と「マクロ」の違いについて、簡単に説明します。

  • VBA (Visual Basic for Applications): Excelなどの作業を自動化するためのプログラミング言語のことです。
  • マクロ: VBAを使って作られた「作業を自動化するための命令セット」のことです。

イメージは「Excelの中に、あなた専用のお手伝いロボットを作る」ようなものです。
毎日繰り返している単純作業や、ちょっと複雑で間違えやすい作業を、VBAを使ってExcelのマクロを作成し、自動化して業務を効率化させていきます。

成功の秘訣! AIへの上手な「伝え方」5つのポイント

AIにうまくマクロを作ってもらうには、ちょっとしたコツがあります。プログラミングの専門知識は不要。「こんなことがしたい」を具体的に伝えるだけです!

🎯 全体像を伝える

最初に「何を作りたいか」をハッキリと一文で伝えます。

良い例: 「保育士の勤務スケジュールを、時間ごとにカラフルに表示する職員配置表を作りたい」
補足: 最初に「ExcelのVBAで」と、どのプログラミング言語で作ってほしいかを必ず指定してください。
🧱 構造を整理する

情報を整理して、見出しや番号を使うとAIが理解しやすくなります。

良い例:
【全体の機能】
 1. 基本設定
 2. メインの動き
🔢 具体的な数字を言う

「だいたい」ではなく、「ここからここまで」と具体的に伝えます。

良い例: 「園児の人数は各クラス1~30人です。名簿は3行目から始めます。」
➡️ 処理の順番を教える

「まず①、次に②…」と、作業の流れを時系列で伝えます。

良い例: 「1. 月を入力 → 2. クラス名を入力 → 3. 新しいシートを作成」
🎨 見た目も指定する

色や文字の大きさを指定すると、見やすい表が作れます。

良い例: 「土曜日の列は水色に、日曜日の列は白で見やすいようにしてください。」
補足: 最後に「実行時にエラーが起きないよう、細心の注意をはらってコードを出力してください」と一言添えるのもおすすめです。

【実例】AIでExcelのマクロを作成する流れ

準備:Claude】のサイトにいってログインする。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: Claude-956x1024.jpg
  1. 先ほどの「5つのポイント」を押さえて、作ってほしいものをイメージしてプロンプトの入力欄に入力し、「Enter」キーをクリックすると、下記のように出力されます。
    (※ちなみにプロンプト入力欄内で改行をする際は、「Shift」キーを押しながら「Enter」キーで、改行をすることができます。プロンプトもコードもとても長いので、一部のみ下記に表示します)
  1. このようにコードが出力されます。このコードをコピーして、Excelの「開発」タブを開きます。「開発」タブがない場合は、以下の手順で「開発」タブをあらかじめ表示しておきます。
引用元:Microsoft サポート
  1. VBE(専用の入力画面)を開く
    Excelを開き、下記の画像のように「開発」→「Visual Basic」の順に移動して左クリック。
  1. コードを貼り付ける場所を用意する
    下記の画像のように、VBEのメニューから「挿入(I)」→「標準モジュール(M)」の順に移動して左クリック。すると、右側に白い入力スペースが表示されます。
  1. コードをコピー&ペースト
    先ほどコピーしておいたVBAを、この白いスペース(標準モジュール)に貼り付けます。
  2. 実行してみる
    キーボード操作で「F5」キーをクリックするか、緑色の再生ボタン▶をクリックします。
  1. ファイルを保存する(最重要!!)
    ファイルを保存する際は、必ずファイルの種類を「Excel マクロ有効ブック (.xlsm)」にしてください。通常の形式(.xlsx)で保存すると、せっかく作ったプログラムが消えてしまうので注意が必要です。

当ブログサイトで提供している、各種VBAツールは自由に改変が可能です。コードをコピーして、つけたしたい機能やいらない機能を指定して、再度、AIに入力することで、より使いやすいツールになります。
  
但し、当ブログサイトに掲載されている各種VBAツールを使用・配布・公開することによって起こりうるいかなる損害、また第三者に対し損害を与えた場合においても、当ブログサイトでは一切の責任を負いません。各自が自己責任のもとでご使用ください。

よくある質問

指示(プロンプト)が長すぎても大丈夫?
🅰️
大丈夫です!むしろ、詳細に長く書くほど、AIはあなたの要望を正確に理解して、精度の高いコードを作ってくれます。
作ってくれたコードがエラーで動かなかったら?
🅰️
エラーはよくあることなので、焦らなくて大丈夫です!以下の方法を試してみてください。
  • Excelに表示されたエラーメッセージをそのままコピーして、AIに「このエラーを修正してください」と貼り付けます。
  • AIがコードの一部だけを修正して、それがうまくいかない場合は、一旦AIに「今のコードを全部教えて」と聞いて、全てのコードをコピーし、AIに再度貼り付けてから「このエラーを修正して」と指示し直すと、うまくいく時があります。
  • AIが意図しない機能を追加・削除した場合は、元のコードを貼り付け直し、「この機能だけを追加して」や「これら以外の機能はいりません」と指示を限定してみてください。

安全に使うために知っておきたいこと

VBAで作られたマクロはとても便利ですが、一定のリスクも存在します。AIを安全に使うための知識があるように、マクロを安全に使うための知識も必須なので、以下の点を必ず読まれた上でご利用ください。

  • マクロの有効化: マクロ付きのファイルを開くと、Excelの上部に「コンテンツの有効化」というボタンが表示されることがあります。自分で作ったファイルや、信頼できる人が作ったファイルの場合は、このボタンを押してマクロを使えるようにします。
      
  • 知らないファイルは開かない: 送り主が不明なファイルの「コンテンツの有効化」はクリックしないでください。ウイルスなどが含まれている危険性があります。
    (※ここで配布されているものは、まさに”知らないファイル”なので、私に関する情報や、プライバシーポリシー等を読まれた上で、信頼できると思われた場合のみ、ダウンロードしてください)
      
  • 園内で共有するときのルール: もし、園の皆さんで使う際は、マクロの使い方やこの「マクロの有効化」の注意点も、共有するようにしましょう。
       
  • バックアップを忘れずに: 大事なデータを扱うツールを作る際は、万が一に備えて、元のファイルのバックアップをこまめに取るようにしましょう。

マクロのブロック解除方法

マクロのブロック解除方法は、ダウンロードしたファイルを「右クリック」→「プロパティ」→「全般」→「ブロック解除」のチェックボックスを選択して、「OK」で終わりです。

引用元:Microsoft サポート

まとめ:これだけ覚えればOK!!

AIにマクロ作成を頼むときは、以下のポイントを意識して「お話」をしてみてください。

  • 最初に「Excel VBAで何を作りたいか」の全体像を伝える
  • 情報を整理して、構造的に伝える
  • 「3行目から」のように具体的な数字を言う
  • 「①やって、②やって…」と処理の順番を教える
  • 「この色にして」と見た目も細かく指定する

ここまでの説明で不明な点や質問、こんなVBAツール・マクロが欲しい!!といった要望等がありましたら、【お問い合わせ】までお願いいたします。

おまけ:実例プロンプト集

当ブログサイトで配布しているVBAツール(Excelのマクロ)が、具体的にどのようなプロンプトを入力して出来上がっているのか?その実例集を以下に掲載します。
今後、園の業務で一部効率化させたい時、VBAツール(Excelのマクロ)を作成する時の参考にしてください。

出欠席簿自動作成・計算 プロンプト

  

職員配置スケジュール表 プロンプト

  

シフト表自動作成・計算 プロンプト