保育士さんのための
やさしいAI(人工知能)講座
「難しそう…」を「便利!」に変える、はじめの一歩
「AIって、なんだか難しそう…」
「パソコンは苦手だから、私には無理かも…」
保育士の皆さんの中には、AI(人工知能)という言葉を聞いただけで、ハードルが高く感じる方もいるかもしれません。でも、大丈夫です!
AIの基本的な知識から、保育現場で役立つヒントまで、ここで分かりやすく解説していますので、まずはおおまかなイメージをつかむ感覚で、読み進めてみてください。
【超基本】そもそもAIってなに?
「AI」とは「人工知能」のこと。簡単に言うと「コンピューターが、まるで人間のように学習したり、考えたり、判断したりする技術」のことです。
難しく考えなくても大丈夫です。AIは、保育士の皆さんのお仕事を助けてくれる、とても賢い便利な”新しい道具”のようなものだと思ってください。
🧰 保育士さんのお助け道具箱 = 🤖 賢いAI
実は、私たちは知らず知らずのうちにAIの力を借りています。
AIの得意なこと・苦手なこと
AIは万能ではありません。得意なことを上手に活用し、苦手なことは私たち人間が補う。そのように”AIと協力する”姿勢が大切です。
⭕️ AIが得意なこと(論理的な作業)
- ✅ 文章の作成・要約 保護者へのおたよりのたたき台作成、行事のお知らせ文案、長文の要約など。「優しい言葉で書いて」などのリクエストも可能です。
- ✅ アイデア出し 「雨の日の室内遊び」の相談や、行事の企画ヒントなど、保育の引き出しを増やすお手伝いをしてくれます。
- ✅ 情報収集・整理 「イヤイヤ期の対応」などの疑問に対し、専門家の意見や関連情報を素早く集めてまとめてくれます。
- ✅ 単純作業の繰り返し たくさんのデータの中から必要な情報を抜き出したり、ルールに沿って整理する作業が得意です。
❌ AIが苦手なこと(心や感情)
- ❌ 気持ちの本当の理解 データに基づく判断はできますが、表情や声のトーンから「その子の本当の気持ち」を汲み取ることはできません。
- ❌ 最終的な判断と責任 「この子にはこの声かけがいい」といった最終判断や、その結果に対する責任は取れません。
- ❌ 温かいふれあい 抱きしめたり、優しく声をかけたりといった、心の通ったコミュニケーションは人間にしかできません。
- ❌ 倫理的な思考 善悪の判断や思いやりといった、道徳的な側面を完全に理解することは苦手です。
保育現場でのAI活用 ✨メリットと⚠️注意点
AIは頼もしい味方ですが、使い方にはコツがいります。
✨ 利点 (メリット)
- 業務効率化で時間が生まれる 書類作成などが短縮され、子どもたちとじっくり向き合う時間や、制作・行事準備などの創造的な活動に時間を使えるようになります。
- 保育のアイデアが広がる 新しい遊びや、これまで思いつかなかった関わり方のヒントが見つかり、保育の質向上につながります。
- 情報収集が楽になる 最新の保育情報や研修テーマ探しがスムーズになり、専門知識を深めるのに役立ちます。
⚠️ 注意点 (デメリット)
- 情報が正しいとは限らない AIの情報は時々間違っていたり古かったりします。必ず自分で内容を確認し、鵜呑みにしないようにしましょう。
- 個人情報の取り扱いに注意 子どもたちの名前や写真、家庭環境などの個人情報は絶対に入力しないよう、園でのルール作りが必要です。
- 頼りすぎは禁物 AIはあくまで「お手伝い」。何でも頼ると自分で考える力が弱まる可能性があります。最終判断は保育士自身で行いましょう。