【基礎編①】AIってなに? 保育士さんのためのやさしいAI講座

基礎編

保育士さんのための
やさしいAI(人工知能)講座

「難しそう…」を「便利!」に変える、はじめの一歩

「AIって、なんだか難しそう…」
「パソコンは苦手だから、私には無理かも…」

保育士の皆さんの中には、AI(人工知能)という言葉を聞いただけで、ハードルが高く感じる方もいるかもしれません。でも、大丈夫です!

AIの基本的な知識から、保育現場で役立つヒントまで、ここで分かりやすく解説していますので、まずはおおまかなイメージをつかむ感覚で、読み進めてみてください。

【超基本】そもそもAIってなに?

「AI」とは「人工知能」のこと。簡単に言うと「コンピューターが、まるで人間のように学習したり、考えたり、判断したりする技術」のことです。

難しく考えなくても大丈夫です。AIは、保育士の皆さんのお仕事を助けてくれる、とても賢い便利な”新しい道具”のようなものだと思ってください。

🧰 保育士さんのお助け道具箱 = 🤖 賢いAI

実は、私たちは知らず知らずのうちにAIの力を借りています。

📸

スマホのカメラが
顔を自動認識

🗺️

カーナビが
最適ルートを案内

☀️

天気予報アプリが
天気を予測

AIの得意なこと・苦手なこと

AIは万能ではありません。得意なことを上手に活用し、苦手なことは私たち人間が補う。そのように”AIと協力する”姿勢が大切です。

⭕️ AIが得意なこと(論理的な作業)

  • ✅ 文章の作成・要約 保護者へのおたよりのたたき台作成、行事のお知らせ文案、長文の要約など。「優しい言葉で書いて」などのリクエストも可能です。
  • ✅ アイデア出し 「雨の日の室内遊び」の相談や、行事の企画ヒントなど、保育の引き出しを増やすお手伝いをしてくれます。
  • ✅ 情報収集・整理 「イヤイヤ期の対応」などの疑問に対し、専門家の意見や関連情報を素早く集めてまとめてくれます。
  • ✅ 単純作業の繰り返し たくさんのデータの中から必要な情報を抜き出したり、ルールに沿って整理する作業が得意です。

❌ AIが苦手なこと(心や感情)

  • ❌ 気持ちの本当の理解 データに基づく判断はできますが、表情や声のトーンから「その子の本当の気持ち」を汲み取ることはできません。
  • ❌ 最終的な判断と責任 「この子にはこの声かけがいい」といった最終判断や、その結果に対する責任は取れません。
  • ❌ 温かいふれあい 抱きしめたり、優しく声をかけたりといった、心の通ったコミュニケーションは人間にしかできません。
  • ❌ 倫理的な思考 善悪の判断や思いやりといった、道徳的な側面を完全に理解することは苦手です。

保育現場でのAI活用 ✨メリットと⚠️注意点

AIは頼もしい味方ですが、使い方にはコツがいります。

✨ 利点 (メリット)

  • 業務効率化で時間が生まれる 書類作成などが短縮され、子どもたちとじっくり向き合う時間や、制作・行事準備などの創造的な活動に時間を使えるようになります。
  • 保育のアイデアが広がる 新しい遊びや、これまで思いつかなかった関わり方のヒントが見つかり、保育の質向上につながります。
  • 情報収集が楽になる 最新の保育情報や研修テーマ探しがスムーズになり、専門知識を深めるのに役立ちます。

⚠️ 注意点 (デメリット)

  • 情報が正しいとは限らない AIの情報は時々間違っていたり古かったりします。必ず自分で内容を確認し、鵜呑みにしないようにしましょう。
  • 個人情報の取り扱いに注意 子どもたちの名前や写真、家庭環境などの個人情報は絶対に入力しないよう、園でのルール作りが必要です。
  • 頼りすぎは禁物 AIはあくまで「お手伝い」。何でも頼ると自分で考える力が弱まる可能性があります。最終判断は保育士自身で行いましょう。

「ただ、そうは言っても、PCに触ること自体が億劫なんだけど…」「PCとかITとか苦手…」という方もいるかもしれません。

次ページの【基礎編② まずは身近なところから~PC操作をAIに聞いてみよう~】では、そんな方でもAIを簡単に味方にできる具体的な方法をご紹介します!