「AIって便利そうだけど、実際にどうやって使うの?」そう思われた方もいるかもしれません。実は、AIは私たちが普段使っている、パソコンやスマートフォン内でも使うことができます。”AI以前にITやPC操作が苦手…”そんな人たちにとっても、AIは気軽に質問して解決してくれる、頼もしい相棒になってくれます。
「パソコンのこの操作どうやるの?」AIに質問して解決!
例えば、こんな経験はありませんか?
- 「Wordで表を作りたいけど、どうやるんだっけ?」
- 「Excelのセル内で改行するには、どうしたらいいのかな?」
- 「この前撮った写真を、もう少し明るくしたいんだけど…」
そんな時、AIチャットボット(AIと会話できるサービス)に質問してみてください。まるで詳しい同僚に聞くように、手順を教えてくれたり、ヒントをくれたりします。
AIへの質問例
- 「Excelで、A列に入っている数字の合計を出す方法を教えてください」
- 「パワーポイントで、アニメーションを設定する方法を、初心者にも分かりやすく教えて」
- 「Windowsのパソコンで、画面のスクリーンショットを撮るショートカットキーは何ですか?」
AIは、一つ一つ丁寧に答えてくれます。もし、一度で分からなくても、「もう少し詳しく教えて」「IT初心者の人にも分かるように説明して」などと、追加でお願いすることもできますよ。
おすすめ無料AIツールと質問のコツ
AIと会話できる無料のツールはたくさんあります。ここでは、保育士の皆さんがパソコン操作の質問をするのにおすすめのツールと、AIに上手に質問するコツをご紹介します。
おすすめ無料AIツール例
- Microsoft Copilot (マイクロソフト コパイロット): Microsoftが提供するAIで、WindowsやOffice製品との連携もスムーズです。
- AI Overview(= GoogleのAIによる概要):検索エンジンとして、皆さんもよく使用されているであろうあの「Google(或いはGoogle Chrome)」で、AI技術が既に組み込まれており、検索結果のページに、検索キーワードに関する主要な情報を簡潔に要約して、表示する機能が実装されています。(※ただし、検索内容によっては従来の検索結果が表示されることもあります)
他にも有名な「Chat GPT」や「Gemini」や「Claude」などがありますが、それらよりも更に簡単で身近ですぐに使えるものを厳選して紹介しました。まずは一度、このようなAIに気軽に話しかけてみるところから始めてみてください。
AIへの質問のコツ
- 具体的に聞く: 漠然とした質問よりも、「何を使って」「何をしたいのか」「どんなことで困っているのか」を具体的に伝えましょう。
- (△)「パソコンの調子がおかしい」
- (〇)「Windows11のパソコンで、Wordを開こうとするとエラーメッセージが出て開けません。どうすればいいですか?」
- 分かりやすい言葉で聞く: 専門用語を避け、普段使っている言葉で質問しましょう。
- 一つずつ聞く: 一度にたくさんのことを聞くのではなく、質問は一つに絞ると、AIも的確に答えやすくなります。
- 期待する答えの形式を伝える: 例えば、「手順を番号で教えて」「箇条書きでまとめて」のように伝えると、より分かりやすい形で回答を得られることがあります。
具体例を紹介(Microsoft Copilot・AI Overview編)
Microsoft Copilotに聞く方法
- このアイコン(Microsoft Ege)を左クリックして開いてください。
(※既にPCに内蔵されいる場合は、そこから入って使用してください)

- 画面右上にカラフルなマークがあるので、そこにカーソルを合わせてください。

- 『Copilot』という生成AIの画面が表示されるので、下の入力欄に入力してください。


GoogleまたはGoogle ChromeからAI Overviewに聞く方法
- 『Google』または『Google Chrome』を左クリックして、開いてください。

- 検索欄の中に、聞きたいことを入力してください。

両方共に言えることですが、「PC操作初心者にも分かるように、丁寧に教えてください」という主旨の文言を追加すると、文字通り丁寧に教えてくれるので、おすすめです。
(※ここが単なる検索とは違う点でもあり、生成AIの強みでもあります)
このように、生成AIを使うことで、苦手だったことも”なんとかなるかも”という感覚を、もっていただけたなら幸いです。まずは、自分にとって解決したい問題に、生成AIを使ってみる…という入口から、触れてみるのも一つですね。
このようにAIに質問することは、決して恥ずかしいことではありません。むしろ、新しいことを学ぶための素晴らしいチャンスです。パソコン操作で困ったら、まずはAIに「先生、教えて!」と頼ってみてください。何度かやりとりをしていくうちに、AIを使った調べ方に慣れ、自身のPCスキルアップにもなり、”一石二鳥”のメリットを受けるかもしれません。「ただ、そんないい話ばかりじゃないよね?」と思われている、そこのあなた。是非、次ページのAIを扱う上での注意点についても熟読していただき、適切な扱い方を知った上で、AIからの素晴らしい恩恵を受けとってください。